2013年10月10日

開幕直前の松山英樹「試合になって掴んでいければ・・・」

PGAツアーの今季開幕戦「フライズドットコムオープン」の開幕前日、プロアマ戦のメンバーに入らなかった松山英樹は、9時前にコースに来て、打撃練習を行ったあとパッティンググリーンへと移動。しかし、プロアマ参加者で混雑するグリーンでの練習はままならず、昼前に早々に会場をあとにした。

「準備が足りないといったら足りないけど、それをいっても仕方ない。どの試合でも、もっと時間があって練習できたらいいと思うときはあるけど、試合になって掴んでいければいいと思う」。

事前の練習ラウンドは火曜日の18ホールのみ。「日本でも1ラウンドしかせずにラウンドしたことはあるし、アメリカだからといって特別に変わるということはない」と松山。プロアマなしでの本戦も、「アマの時もやっているし、プロになってまだ1年も経っていないので、その感覚は残っていると思う」と、気にする素振りは見せなかった。

その一方で、周囲の松山に向ける視線は熱い。今週の大会パンフレットの表紙は歴代チャンピオンと共に松山が飾り、PGAツアー関係者が今週活躍しそうな4選手をピックアップする優勝予想「エキスパートピック」では、14人中7人が松山の名前を挙げ、そのうち2人は優勝候補筆頭に推した。

大会前日も終始リラックスした様子で過ごした松山。「気合いは入ってないですよ」ととぼけるが、本番になったときに見せる強さと集中力は、今では多くの知るところだ。(テーラーメイドSLDRアイアン)  
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2013年07月25日

ゴルフ界の総力で「ゴルフ・ウィーク」開催

日本にはゴルフ関連の団体が数多く存在するが、日本ゴルフ協会など主要17団体を束ねているのが「日本ゴルフサミット会議」だ。同会議は毎年8月1~7日を「ゴルフ・ウィーク」と制定して、各団体にゴルフと触れる機会の創出、企画の実施を呼びかけている。

なかでも、活発な企画を行っているのが日本ゴルフ場事業協会、日本パブリックゴルフ場事業協会、日本ゴルフ用品協会、全日本ゴルフ練習場連盟及びその加盟企業。上記4団体は、ゴルフ産業の発展を目的にした「ゴルフ市場活性化委員会」のメンバーでもあるだけに、ゴルフ人口の拡大を念頭に置いて活動中。ゴルフ・ウィークでもノンゴルファーや初心者に「やさしい」企画を満載しているだけに、要チェックだ。

たとえば、こんな感じ――。1.兵庫県のパブリックコースでは、12コースのうち10コースをプレーすれば、プレー時に使用できる金券をプレゼントする「スタンプラリー」を企画。2.都内の練習場、千歳ゴルフセンターでは打ち放題、アプローチ・パターコンテストを企画。3.大阪府の星田ゴルフセンターではボール貸出し数「10%増量」。4.日本ゴルフ用品協会では、ゴルフデビューを応援する「初心者特別料金企画」など。いずれも、ゴルフ・ウィーク期間中の限定企画だ。

8月は「夏枯れ」の季節。アウトドア・スポーツのゴルフにとって、辛いシーズンの到来でもある。この時期のゴルフ・ウィーク制定は、業界にとって夏枯れ対策の狙いもあるが、一方で、夏休みは親子が触れ合う絶好の機会など、レジャーを楽しむ時間がふんだんにある。

普段、ゴルフへの敷居が高いと感じている人にとって、「ゴルフ・ウィーク」の様々な企画は参加する価値がありそうだ。各団体の企画内容は、下記HPにて掲載中。(ミズノJPX850アイアンセット)  


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2013年07月05日

日本の4倍近い米ツアーのママさんプロゴルファー

「スケートよりも、その子の命を選んだ」
 先日、フィギュアスケートの安藤美姫が4月に長女を出産していたとテレビ朝日のスクープインタビューで明らかにした。自分のキャリアか、出産か――。そう悩むのは、女子アスリートも同じなのだ。

 フィギュアスケート界でママとして五輪に出場した選手はいないそうだが、ママさんプレーヤーが多く活躍するのが女子ゴルフだ。老若男女がプレーできるゴルフそのものの特性もあるが、1950年創設の米女子プロゴルフツアーの制度は手厚い。

「120分の3」と「144分の11」
 この数字が何を指しているか分かるだろうか? 日本ツアー「アース・モンダミンカップ」と、米ツアー「アーカンソー選手権」(ともに6月開催)での出場人数と、ママさんプレーヤーの人数だ。出場人数の違いに、日本はアメリカ以上に世代交代が進んでおり20代前半の選手が躍進している事情もあるが、米ツアーのママさん選手の数は実に日本の4倍近い。
米ツアーは無料託児所を食品会社がスポンサード
 これだけの差につながる最も大きな要因が、米ツアーが選手に提供している無料の託児所「LPGAチャイルド・ディベロップメント・センター」だ。「女性の組織として、プロゴルファーの夢と女性の夢を叶えるため」に1993年にスタート。この理念に賛同した米大手の食品会社『The J.M. Smucker Company』がスポンサードする事で無料になっており、プロゴルファーとママの二足のわらじを履く選手も、競技を続けやすい環境が整っている。

 利用法はいたって簡単。自分の練習時間やスタート時間に合わせて、子供を預けに行き、ラウンドが終われば迎えに行くだけ。基本は北米開催試合に限るが、2人の先生もツアーに帯同し、おもちゃ、子供用ベッドなども同じ物を使っている。

「え? 無料なんですか?」
 そう驚きの声を上げるのは、米ツアー常駐組の日本勢で最年少の宮里美香だ。無我夢中で米2勝目を追うなか、出産はまだ遠い未来だろう。
「自分がその状況にならないと考えられない。(子供と一緒に転戦は)すごい。だって、ただでさえこのツアーは大変なのに、ホテルで子供の面倒を見て、でも癒されるかもしれないけど、負担もあると思うし…。(どっちがいい?)本当、まだ分からない」と正直に語った。
3年の産休制度が認められている日本だが…
 一方、日本女子プロゴルフ協会は、産休を「協会は、対象者に対して〜略〜出産日から36カ月が経過するまでの間を限度として産休を認めるものとする」(トーナメント規定関連規定 産休制度 第2条)と定めているが、対象者とは「前年度LPGA賞金ランキング50名までの者」(同第1条、いずれも抜粋)。賞金シード選手しか対象ではない。
 
 さらに、この3年の産休はメジャー大会優勝による複数年シードには適応されない。例えば、ある国内女子のメジャー大会に優勝して3年シードを得たとする某選手が、来年から出産のために産休制度を申請したとしよう。すると、3年をフルに使い職場復帰してみたら、メジャーで手にした「3年シード」は終了しており、復帰と同時に、賞金シードを考えながらのプレーを強いられる事になる。メジャーVで得る複数年シードを、米ツアー挑戦への“安心材料”にはできるが、出産を考えている選手にとっては、悲しいかな、そうはならない。
「出産もキャリアもあきらめずに頑張るのが夢」
 産休制度の違いは、日米両ツアーの違いもある。米国内には3時間の時差があるため移動距離が長く、日本ツアーの選手のように、日曜日の試合終了後、飛行機や新幹線に乗って自宅に帰る事が出来ない。子供と一緒に過ごす時間を作るためには、一緒に旅をするしかないのだ。

 米ツアーでも、アニカ・ソレンスタムやロレーナ・オチョアのように、頂点を極めてから家庭に入る選手もいる。何を選ぶかは個人の選択だが、それをやり抜くには周囲のサポートが欠かせない。(ミズノMP-H5アイアン)

 今季から米ツアーに挑戦する有村智恵が言う。
「お子さんの前でプレーしている(木村)敏美さんや塩谷(育代)さん、森口(祐子)さんを見ているとかっこいいな、と思ってた。こっちに来たら、けっこうな選手が子供を連れながらやってるし、みんな復帰が早いですよね。そういう人が出てくる事で、どっちかを選択しなきゃいけないんじゃなくて、どっちもあきらめずに頑張っていけるのが夢だと思います」

 まだまだ若い選手が多い日本ツアーだからこそ、切に願う。近い将来のため、2つの夢を追う事が出来る環境が整って欲しいと…。  


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2013年06月24日

朴仁妃が今季5勝目、宮里美香3位 NWアーカンソー選手権

プレーオフ1ホール目でバーディーを奪ってタイトルを掴んだ朴は、翌週に控えたメジャー第3戦、全米女子オープン(US Women's Open Championship 2013)に向けてさらなる自信を深めた。

 2011年の全米女子オープン(US Women's Open Championship 2011)ではプレーオフを制して女王となった柳は、規定ラウンドの最終18番で10フィート(約3メートル)のバーディーパットを沈めて朴に追いつき、通算12アンダーで並んだ両者はプレーオフに臨むべく再び18番ティーに戻った。

 パー5の18番で朴はフェアウェーからの2打目でグリーンをわずかにショートし、柳はティーショットを左ラフに打ち込んでレイアップを強いられた。続く3打目では柳がグリーンをオーバーしたのに対し、朴はカップから4フィート(約1.2メートル)に寄せた。柳の4打目がカップの左端をかすめてバーディーを逃すと、朴は悠々とバーディーパットを沈めて優勝を決めた。

■グランドスラム目指す好調の朴

 朴は4月に行われた今季メジャー第1戦クラフト・ナビスコ選手権(Kraft Nabisco Championship 2013)、今月初めに開催された同第2戦全米女子プロ選手権(Wegmans LPGA Championship 2013)でメジャー2連勝を果たしている。

 2月にはホンダLPGAタイランド(Honda LPGA Thailand 2013)、4月にはノーステキサスLPGAシュートアウト(North Texas LPGA Shootout 2013)でもツアー勝利を挙げており、ここまでシーズン14戦で5つのタイトルを手中に収めている。

 2008年に優勝経験を持つ全米女子オープンで優勝を遂げれば、1950年にベーブ・ザハリアス(Babe Zaharias)が達成した1シーズンにおけるメジャー初戦から3連勝という快挙に並ぶ。

 ザハリアスが同記録を残した当時は女子メジャー大会が3つしか存在していなかったが、朴がグランドスラム(同一年にメジャー大会すべて制覇)を達成するためには、8月に開催される全英リコー女子オープン(RICOH Women's British Open 2013)、さらに今年からメジャー大会に指定された9月開催のエビアンマスターズ(Evian Masters 2013)にも勝たなければならない。また、フランスを舞台に行われるエビアンマスターズでは連覇もかかっている。

■日本勢は宮里美香の3位が最高、上原はホールインワン達成

 宮里美香(Mika Miyazato)が通算11アンダーの単独3位で終え、通算10アンダーの4位タイグループには、全米女子アマチュア・ゴルフ選手権(US Women's Amateur Golf Championship 2012)覇者でアマチュアのリディア・コー(Lydia Ko、ニュージーランド)、ステーシー・ルイス(Stacy Lewis、米国)、金寅敬(I.K. Kim、キム・インキョン、韓国)が続いた。

 通算9アンダーの7位タイには有村智恵(Chie Arimura)と並んでポーラ・クリーマー(Paula Creamer、米国)、スーザン・ペターセン(Suzann Pettersen、ノルウェー)、ベアトリス・レカリ(Beatriz Recari、スペイン)が名を連ねた。

 またこの日、上原彩子(Ayako Uehara)が17番のパー3でホールインワンを達成した。大会成績は通算4アンダー25位タイで終えている。

 日本勢は他に宮里藍(Ai Miyazato)が通算8アンダー11位タイ、上田桃子(Momoko Ueda)が通算2オーバー60位タイだった。
ファイナルQT3日目、ルーキー藤田光里が単独首位で最終日へ!

見たい選手が選べる!ピックアップフォトギャラリー  


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2013年06月15日

前半終了 キンクミ1差/女子ゴルフ

最終組がハーフを終えて、ツアー未勝利のリ・エスド(27=韓国)が通算8アンダーで首位に立っている。

 1打差の同7アンダーに金田久美子(23=ミュゼプラチナム)。永久シード選手の不動裕理(36=フリー)が13ホールを終えて、4バーディーのチャージで2打差の同6アンダーとしている。同じ6アンダーに今季2勝の比嘉真美子(19=フリー)吉田弓美子(26=イーグルポイントGC)。同5アンダーに賞金ランク1位森田理香子(23=リコー)中村香織(26=フリー)がつけている。(G30 アイアン)  


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